双身機関第23回公演 OKiNaのキ
構成・演出:寂光根隅的父
音:池田萠
美術:野地恵梨子
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伝統的な身体性の残る能楽の中でも、より古い儀式的な身体所作が色濃く伝わる「翁」に取材する三部作の第2弾です。
この謎めいた「翁」から、今回は千歳に着目します。イメージカラーは水色、滝の水を鳴らします!
翁の「オ」から「ナ」に至る3年間の遍歴の旅。双身機関の上演史上、最も風変わりで、解析不能なパフォーマンスが続きます。
さらにいま正に全世界を震撼させている疫病と向き合う神事パフォーマンスにも取り組みます。古今変わることなく催されている疫病封じの神事を取り入れ、また加持祈祷に用いられる天蓋や口覆を美術や道具として用い、能の起源である神事芸能と現代劇とを融合させる試みです。同時にこの上演形式が新型コロナ対策をも兼ねます。マスクやフェイスシールド、アクリル板ではなく、作品の主題と深く結びついた疫病退散の神事劇です。
是非、ともの祈りをお願いします!
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出演:獅子見琵琶、鈴村由紀、加藤真紀子、進智恵子、寂光根隅的父
能楽指導:宇高竜成
狂言指導:佐藤友彦
宣伝ビジュアル:ニシムラマホ
宣伝美術:早野篤子
制作協力:今井あや子
○日 時
2020年11月
14日(土)午後2時/午後4時/午後7時(開場・開演共に)
15日(日)午前11時/午後2時/午後4時(開場・開演共に)
※受付は開演の15分前となります。
○会 場
双身機関・道徳ハウス
(愛知県名古屋市南区豊田一丁目18番地4)( 名鉄常滑線「道徳」駅下車徒歩3分)
※会場には駐車場・駐輪場がございませんので、お越しの際には公共交通機関をご利用ください。
(周辺にはコインパーキングが数ヶ所ございます)
※新型コロナウィルス感染拡大のため、マスクの着用、手指の消毒等にご協力をお願いします。
○料 金
投げ銭
※完全予約制、当日予約無しのご入場はできません。
※限定15名の客席となっています。ご予約はお早めに!
○チケット取扱い
こりっち舞台芸術 https://ticket.corich.jp/apply/108042/
予約開始 2020年8月1日(土)
○予約・問合せ
双身機関
jakounezuminopapa.1984@docomo.ne.jp
090-1625-6425(ジャコウ)
○Facebookイベントページ
https://www.facebook.com/events/1185761901775975
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双身機関 SOUSHINKIKAN
1995年3月結成 ―――
2005年には商店街での市街劇『箱男と箱女』(原作:安部公房)を上演、 2006年にはパフォーマンス作品 『ファシズム!』をもって韓国ソウルのギャラリー、 名古屋陶磁器センター、東京都美術館、三重県伊勢市のカフェを巡演、その後も野外広場、神社での上演を重ね、常に既成の劇場ではない新たな空間との出会いを求め続けている。
主宰の寂光根隅的父は利賀演劇人コンクール2012にて優秀演出家賞・観客賞を受賞。また近年では東京や鳥取、松本、上田など各地の演劇祭への招聘も多く、イヨネスコやベケットなど先鋭的な劇作家やオリジナルの作品を斬新な手法で上演し好評を博している。
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寂光根隅的父 jakounezuminopapa
演出家、双身機関代表。高校在学時より演劇を始める。皇學館大学国文学科卒。1990年代にアスベスト館、天使館などで舞踏を学ぶ。1995年に双身機関を結成。以後、企画・演出を担当、身体と空間を軸にした実験的な公演活動を続けている。
七ツ寺共同スタジオの企画・制作スタッフとしても長年活動、専属市民劇団「猫足ウィローズ」を2010年に結成、ディレクターを務める(現在は独立市民劇団)。
代表作は『コール』『市街劇・箱男と箱女(原作・安部公房)』『ファシズム!』『阿片戦争(作・寺山修司)』『授業(作:ウジェーヌ・イヨネスコ)』『しあわせな日々(作・サミュエル・ベケット)』『白-shira-』(双身機関)、『ハムレットマシーン(作・ハイナー・ミュラー)』『ゴドーを待ちながら(作・サミュエル・ベケット)』(七ツ寺プロデュース)、『夢十夜』(寂光根隅的企画)、『オン・ザ・レインボウ』(猫足ウィローズ)、『つく、きえる(作:ローラント・シンメルプフェニヒ)』(愛知県立芸大創立50周年記念事業)
合気道初段。修験本宗総本山・金峯山寺権律師。舞台芸術財団演劇人会議会員。
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