■ 寂光根隅的父(じゃこうねずみのぱぱ)
演出家、双身機関代表。高校在学時より演劇を始める。皇學館大学国文学科卒。1990年代にアスベスト館、天使館などで舞踏を学ぶ。1995年に双身機関を結成。以後、企画・演出を担当、身体と空間を軸にした実験的な公演活動を続けている。
七ツ寺共同スタジオの企画・制作スタッフとしても長年活動、専属市民劇団「猫足ウィローズ」を2010年に結成、ディレクターを務める(現在は独立市民劇団)。
代表作は『コール』『市街劇・箱男と箱女(原作・安部公房)』『ファシズム!』『阿片戦争(作・寺山修司)』『授業(作:ウジェーヌ・イヨネスコ)』『しあわせな日々(作・サミュエル・ベケット)』(双身機関)、『ハムレットマシーン(作・ハイナー・ミュラー)』『昔の女(作:ローラント・シンメルプフェニヒ)』『ゴドーを待ちながら(作・サミュエル・ベケット)』(七ツ寺プロデュース)、『夢十夜』(寂光根隅的企画)、『オン・ザ・レインボウ』(猫足ウィローズ)、『つく、きえる(作:ローラント・シンメルプフェニヒ)』(愛知県立芸大創立50周年記念事業)
合気道初段。舞台芸術財団演劇人会議会員。
■獅子見琵琶(ししみびわ)
俳優 和太鼓 三味線奏者 介護福祉士
高校卒業後、大手企業で真面目に働いていたが地元劇団にスカウトされ演劇を始める。
しかし自分のやりたい演劇をもとめて1986年演劇集団「虚宇璃暁社」を創立。
9年間代表を務めるが武者修行に出ると言って退団、己の内なる表現を求め和太鼓 日舞 能 舞踏などを体得。
1995年双身機関を結成。演劇以外にも歌舞伎出演や伝統民謡の演奏、和太鼓指導、七色の声を駆使した紙芝居上演、映画出演など幅広い活動を続ける。
[主な出演作品]
1996年 伊勢神宮奉納薪能「neo薪能 田村」寂光根隅的父演出
1997年 七ツ寺プロデュース「大須の杜のマンカイの下」作演出 進藤則夫
2000年 七ツ寺プロデュース「レミング」作 寺山修司 演出 高田恵篤
2000年 名古屋市民芸術祭主催事業 「飢餓海峡」作 水上勉 演出 木村光一
2001年 木村繁受賞記念公演「ヒルコ伝 古事記より」作演出 木村繁
2003~2004年 七ツ寺プロデュース「ハムレット・マシーン」ハイナー・ミュラー作 寂光根隅的父
2006年 双身機関プロデュース「カッコーズ ネスト」作演出 高田恵篤
2011年七ツ寺プロデュース「あの小舟なら もう出た」作演出 田辺剛
2014~2016年 双身機関公演「しあわせな日々」 作 サミュエル・ベケット 演出 寂光根隅的父
2016年 三河映画「Ben-Joe」 岩松あきら監督
■ポチ(ぽち)
愛知教育大学大学院教育学研究科修了(教育学修士)。
在学中に双身機関主催のワークショップに出会い、呼吸から導かれる身体感覚や創造的な空間に衝撃を受ける。
第十回公演『ハッピーアイスクリーム』より双身機関に参加。
また、表現活動の傍ら教育活動にも従事し、教育に失われた身体感覚や創造性を与える方法論を研究している。
青山学院大学社会情報学部ワークショップデザイナー育成プログラム修了。
[主な出演作品]
2009年 劇団カスタネットミュージカル「妖怪アパートの幽雅な日常」
原作:香月日輪 演出:鈴木稔雪 音楽:高崎真介
2010年 七ツ寺プロデュース「りすん」原作:諏訪哲史 演出:天野天街
2013年 七ツ寺プロデュース「ゴドーを待ちながら」作:サミュエル・ベケット 演出:寂光根隅的父
双身機関公演「盲人書簡」作:寺山修司 演出:寂光根隅的父
2014~2016年 双身機関公演「しあわせな日々」作:サミュエル・ベケット 演出:寂光根隅的父
2016年 パフォーマンスグループOM-2公演「9/NINE」演出:真壁茂夫
韓国2人劇フェスティバル招聘作品「授業」原作:ウジェーヌ・イヨネスコ 演出:寂光根隅的父
■笹岡豪(ささおかごう)
2009年より大学のサークル活動から演劇を始める。学内、学外と精力的に演劇活動に励む
2010年千種文化小劇場にて「パンドラダンス」に出演。
俳優にとっての身体という視点での演技に衝撃をうけ、その後も双身機関の作品に関わる。
2013年双身機関入団。
同年はたと思いつき演劇活動を一時休止。
2016年はたと思いつき、「出口なし/芝居」に出演。
現在は細々と活動中。
[主な出演作品]
2010年 双身機関 パンドラ3公演「パンドラダンス」演出寂光根隅的父
2011年 七ツ寺プロデュース「あの小舟ならもう出た」作・演出 田辺剛
七ツ寺プロデュース「HR」演出 鳴海康平
双身機関公演 「阿片戦争」
2012年 双身機関 授業フェスティバル公演「授業」原作 ウジェーヌ・イヨネスコ 演出 寂光根隅的父
七ツ寺プロデュース「十日の菊/英霊の聲」演出 寂光根隅的父